2019/02/21
パソコンなら文章が書ける
ずっと作文が苦手で、文章を書くことが凹みなのだと思っていた小学校時代。夏休みの宿題の日記も、なかなか筆が進まなく、大変でした。
6年生になってから、「作文をパソコンで書いてみませんか?」と支援級の担任の先生からの提案があり、そのようにしてみました。
卒業文集も、国語の授業の「物語を作ろう」という単元の授業でも、文章をパソコンルームで書かせてもらっています。
担任の先生曰く、サクサク文章を書いている、とのこと。
物語では、猫がタイムスリップするという設定で物語作りを楽しみ、先日A4で7ページの作品が完成したそうです!
(表紙をつけて持ち帰るらしいので、読むのが楽しみ)
入学予定の中学校でも、作文の宿題が出ました。
本の紹介文です。600字程度で好きな本の紹介をしましょうということなのですが、家でパソコンで書いて見ました。
本人の掲載許可が出たので(笑)載せます。(しばらくしたら限定記事に変えますけども)
私の直しはないです。
みなさんは「星新一」という人をご存知だろうか。そう、ショートショートで有名なSF作家である。ショートショートとは、短編より短いミステリーやSFなどの作品の総称である。これから僕が紹介するのは星新一が書いた「未来いそっぷ」という本だ。
この本はイソップ童話を現代風にアレンジした短編集である。星新一が書く作品はバッドエンドのことが多い。例えば未来いそっぷの「利口なオウム」は腹話術で話しているように見せていると思いきや、オウムが人間を腹話術で話させていた、という話である。「シンデレラ王妃の幸福な人生」は夢を壊すような年老いたシンデレラの物語だ。
こういう皮肉な話やぞっとする話を得意とする星新一だが、一つだけ例外がある。「ある夜の物語」である。これは、クリスマスの夜にいろんなところを回って幸せを届けるサンタクロースの話だ。幸せを届けようとすると、あげようとしている人は「別な人にあげてください」という。そして人に幸せをあげることはできなかったが、サンタは幸せをもらったのは自分なのでは、と考える。
星新一のエッセイなどを読んでみると、星新一はクリスマスが好きなことがわかる。星新一も好きなクリスマスは壊したくなかったのではないだろうか。クリスマスに読んでほしい作品だ。このように「未来いそっぷ」は星新一の作品の中でも一風変わったものだ。皆さんもぜひ読んでみてもらいたい。
とまあ、こんなものを書きました。この内容が良いかどうかは置いておくとして(小学校6年生の作文力のレベルが私には分からないので)、迷う様子もなくパソコンで書き進めていていた様子を見ていると、どうやら文章を考えること自体は凹みではないのかもしれないな、と思いました。
今回はパソコンで作った文章を、原稿用紙に書き写す、ということをして提出をしようと思います。
補助的に道具を使うことで、凹みだと思っていたことが補えるなら、どんどん活用していければいいなあと感じています。
今後中学校でどの程度理解していただけるかが未知数です。
授業中の板書もそうだし、漢字のこともあるし。
これまでのサポートで乗り越えた実例を交えて、できるだけ理解していただけるよう伝えていければいいなあと思っています。