4年生夏休み 前半

今年の夏休みもたくさん遊んでいます。
今年は毎年やっていた科学研究もしないことにしました。
実験や観察は好きなだけしたらいいんだけど、まとめる、という作業をしないことにしたんです。
なので学校にも提出をしません。

宿題も学校のものはしませんので、どんぐり倶楽部の文章問題の「分からん帳」に週4日取り組んでいます。
この「分からん帳」とは、間違えたり分からなかった問題の束。
数ヶ月前に取り組んで正解が出なかったものだけを、長期休みに取り組むのです。

1年生から始めたどんぐり問題ですが、この「分からん帳」に取り組む時、いつも驚かされます。
間違えた問題は、束にしておいてただ数ヶ月後の長期休みに取り組むだけ。
その間にやり直しもしないし、もちろんヒントもなし。
なのに、不思議と正解していくのです。このあたりがどんぐりの奥深い部分なのですが、また機会があったらブログに綴りたいと思います。

で、どんぐりの分からん帳+外遊びの毎日を送っているおまめくん。
今年も東京から甥っ子がやってきてくれました^^/
夏休み後の変化が楽しみだなあ。

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授業参観で思ったこと(誤解される子どもたち)

先日久しぶりにおまめくんの授業の様子を見る事ができました。
支援級での算数の授業。

「べつべつに いっしょに」という文章問題をやっていました。

授業が始まる前、「ワクワク」した表情のおまめくん。
まずは最初に文章問題が出てきて、それを解きました。

1つ30円のみかんが6個と、1本70円のジュースが6本あります。
全部で何円になるでしょう。

これをみかん全部とジュース全部の値段を足して考えたおまめくん。
先生が、「では、違う方法も考えてみよう」と言ったら、すぐに「分かりました〜」と言って、
みかん一個とジュース一本を足してそれに6をかける、という方法で解いたおまめくん。
この方法を「いっしょにほうしき べつべつほうしき」と名付ける。

先生が次の問題を出す。

大きいバケツには3Lの水が入り、小さいバケツには2Lの水が入ります。
それぞれ4回運ぶと全部で何リットルの水が運べるでしょう。

この問題を見たとたん、表情がくもる。
先生が自由に解いていいよ、と言ったので、「大きなバケツ2個と小さなバケツ2個で10Lのかたまりを作って」考えようとしたのですが、先生が「さっきの方法でね」と言ってそれを消しゴムで消すよう指示。
この後おまめくんの処理速度が急激に遅くなる。
結局みかんとジュースの時と同じ2種類の式を書くように言われたのですが、後半はフリーズしていました。

この様子を見て先生は、
「がんばりすぎて疲れちゃったんだね」と検討違いのコメントをして、お絵描きタイムとなったのです。

そうか、先生はこの様子でそうとらえるのか。
そしてこの程度のことで処理速度が下がってフリーズしちゃうのか、この子は・・・。
モチベーションが下がる、退屈する、パターン学習を拒否する、言い方はいろいろあると思いますが、ここまで極端な状態になっているとは気づいていませんでした。

これは学校生活において、学習の意欲(モチベーション)を上げることが難しそうだなあということと、理解していない(もしくはやる気がない、学力がない)と誤解されてしまう原因にもなっているのだなあ、と改めて思いました。

前のブログでも何年か前に紹介しましたが、もう一度ご紹介します。
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【算数の天才なのに計算ができない男の子の話】
(アマゾンのレビューもいろいと参考になることが書いてあります)
この本では、計算問題になるとフリーズして出来ない男の子が出てきます。
この子は、タイムを計ったりするとフリーズしてしまうようですが、おまめくんも同様のことがおきます。
(そして、今回の授業参観で思ったのですが、タイムを計るなど以外の状況でも、この状態がおきてしまう、ということが分かりました。)

この本のマックスくんは、救ってくれた先生に出会いましたが、マックスくんが日本の小学校にいたとしたら・・
「もっと計算力を!計算カードを!計算ドリルを!」
と追い立てられ、算数が嫌いになるだけではなく、自己肯定感も下がり、まわりからも落ちこぼれと思われてしまっていたのではないでしょうか。
なにしろ学校の算数の目標が、
「は(はやく)か(かんたんに)せ(せいかくに)」
ですから。

計算ができない(遅い)、九九が覚えられない、という低学年のお子さんを、とにかく追い立てるように表面的に「できる」ようにさせようとする手法では、その子の伸びる芽など簡単につぶされてしまうのではと思います。
親ができることは、その子を「伸ばす」ことではなく、「守る」ことだと思います。(もともと伸びる芽は子ども自身が持っている。)

子どものアンダーアチーブメントの原因は、もしかして授業が簡単で「退屈」なのかもしれないし、単純作業から身を守る「防御反応」なのかもしれないのです。

この理解を学校に求めることは難しくても(小学校の評価は気にしなくてよいと思っているので)、家庭で守ることはできると思います。
その子の反応がどんな理由からきているのか、その子は概念理解ができているか、をよくよく気にかけること。
また、できるだけ知的欲求を満たす場を学校以外で作ること、も大事だなあ。
う〜ん、それにしても、子どもの「ワクワク」が消える瞬間は見たくないものだなあ・・。
自分で考えて書いたものを消しゴムで消させるって、これはしないでほしいな・・・。

などなど・・いろいろなことを考えさせられた参観日でした。






我が家の家庭学習

おまめくんの家庭学習は、2年生の春から「どんぐり倶楽部」の算数文章問題だけです。
そう、だけ・・ということは、学校の宿題もやっておりません。
家では遊ぶだけ。で、時々絵を描いてどんぐりの文章問題を解きます。

どんぐり倶楽部のことについては、私はこちらのサイトの紹介が分かりやすくてよかったですよ。
くらすこと糸山先生インタビュー

あと、どんぐりを取り入れている塾の「どんぐり学舎」さんの泉先生のブログもとってもとってもおすすめです。
泉先生のブログの最新記事(2016年1月28日の記事)が、ほんと心にしみました。発達障害があるとかないとか、根本は関係ないのだろうな。どの子にも、本当に大切な事はこういうこと、と思います。
どんぐり学舎

我が家はもともとは計算のLDを疑って、いろいろと効果的な学習方法を試した時期がありました。
1年生の頃でしたね。
簡単な計算問題も、ドリルを目の前にするとフリーズするんです。
ストレスで腹痛もおきていました。
ドリルに対する「拒否反応」を起こしていたんですね。

それでいろいろと学習方法を探して、見つけたのがどんぐり倶楽部でした。
算数の文章問題を絵を描いて解く、解き方は自由、親はノーヒントで見守る、というこの内容にピンときたのでした。

この文章問題に取り組むだけではなくて、2年生の春から生活全体を意識的に変えていきました。
毎日つけていたテレビを平日は全く見なくして、録画した番組を週末に2時間くらい見るだけにする。(見たい番組はおまめくんが選ぶ)
数ヶ月取り入れていたタブレット学習を辞める。
天気がよければ外に出る。
週末はできるだけ自然がたくさんある場所で遊ぶ。
学校の宿題をさせない。(これはいろいろと工夫がいりますが・・・)

それと同時に、学校の授業が退屈にならないような工夫として、
予習・復習をしない!!!
ということも徹底しました。

2年生の九九の時も、九九が覚えられなかったおまめくんですが、いわゆる「九九の練習」は家ではしなかったんです。
結局今ではどうなっているかというと、独自の方法でかけ算と割り算を解いています。
もし、九九が覚えられないというお子さんがいらっしゃったら、一度こちらの記事をよまれると良いと思います。
道草学習〜九九神話の崩壊〜

そんなこんなで、今現在のおまめくん(支援級なので成績はつきませんので相対評価は分かりませんが)、学校の授業は楽しい、勉強は楽しい、新しいことを知るのが楽しい、という感じになっています^^
勉強=苦痛 という感じになってしまいそうになっていた1年生の時。
どうなることかと心配だったのだけど、好奇心旺盛な小さな頃のおまめくんのままで9歳を迎えることができました。
(学習云々よりも、何より情緒が安定したということがこの生活の変化で一番大きなことだったかもしれませんけど。)

我が家の学習のテーマは、
「知的好奇心の芽をつぶさないこと」
です。

これからもこの学習方法と自然の中でたくさん遊ぶことを実践していきながら、子育てを楽しんで行きたいと思います。